なぜ筑波大学でプログラミングサークルが流行らないのか?

この記事は smasato ひとり Advent Calendar 2021 2日目の記事です。

今年で筑波大学に入学してから5年が経ちます。筑波大学といえば情報系に強い気がしますが、プログラミングを全面に押し出したサークルはあまりないです。

かつて、Brainsと言うサークルがありましたが、現在は活動していないようです。それ以外にはつくばプログラミングサークル TPCAmusementCreatorsといったサークルもありますが、そこまで規模は大きくない印象です。

その前提の上で、なぜプログラミングサークルが流行らないのかについて私の考察をしていきます。

技術力のある人が教える側になりたいわけではない

筑波大学ではAC入試で既に強い技術力を持った新入生が入ってきたり、名の知れた企業でインターンやアルバイトをしたりしている人もいます。 しかし、その人達がプログラミング未経験の人にサークル活動としてプログラミングを教えるかというとそこにやる気は正直湧かないのだと思います。

プログラミングで何かを作りたい気持ちと、プログラミングを教えたい気持ちは必ずしも両立しなさそうです。教えるにしても、ある程度の素養のある人に教えるのに比べれると全くの初心者に教えるのは苦労が多そうです。

何を作るのか

プログラミングはあくまでも手段であって、使い道がなければサークル活動として成立しません。その使い道として競プロはサークルとして何かを考え出す必要があまりないので継続的に活動できそうです(上記の問題はある)。

何かWebサービスやアプリを開発するのは、プログラミングスキルだけでなく企画や宣伝なども求められる上、クオリティが低ければ使ってもらえない可能性もあります。それを初心者もいるサークルでやっていくのはかなり難しいと思います。

既にスキルのある学生は企業に吸い込まれる

ぶっちゃけた話をすれば、学内で初心者とプログラミングをするのか、企業でプログラミングするのかを選べと問われたら大半のスキルある学生は企業を選びますよね、と言う話なのかなと思います。

サークルでの活動にはプログラミング以外のマネジメント・コミュニケーションスキルなども求められ、あえてそれをやる気には多分ならないんですよね……

サークルを立ち上げるのはプログラミングスキルだけではできません。 じゃあ、サークルは作るからそこに入ってプログラミングを教えてくれと言われてもやりがい以外のメリットはなく、それをやりがいと感じる人は少ないので成立しません。ギブアンドテイクの関係も生まれなさそうです。

あくまで個人の感想です

以上の文章は私個人の感想で、筑波大学いる全ての学生がそうであるというつもりはありません。まぁでも今後も流行る気はしない。